あなたは愛犬の老後に気がついていますか?
犬の老化は少しずつ進行するため、気づきにくいことがよくあります。
「まだ若い」と思っていた愛犬に、ある日ふと体の衰えや外見の変化を感じ、戸惑うことがあるかもしれません。
そこで今回は、シニア期に見られるサインや、日常生活で気をつけるべきポイントについてわかりやすくご紹介します。
シニア犬と呼ばれるのは何歳から?
一般的に犬のシニア期は7歳ごろからとされています。
ただし、小型犬は6〜7歳ごろ、大型犬は5〜6歳ごろからとされており、犬種によって違いがあります。
たとえば、小型犬の7歳は人間で言うと約44歳、大型犬では約54歳ほどに相当します。
この年齢になると、外見や行動に変化が出はじめるため、老化の兆候を見逃さないようにしましょう。
シニア犬に見られる老化のサインとは?
犬も年齢とともに、健康状態・行動・外見にさまざまな変化があらわれます。
以下のようなサインが見られる場合、愛犬は老化が進行している可能性があります。
- 食欲が減退する
- 寝ている時間が増える
- 段差を嫌がる
- 散歩の時間が短くなる
- 皮膚や毛のツヤが悪くなる
- 聴力・視力の低下
老化のサインは突然あらわれるのではなく、徐々に進行するのが特徴です。
そのため、日頃から愛犬の様子をよく観察し、小さな変化にも気づけるようにしましょう。
シニア犬との日常生活での注意点
シニア期になると、これまでできていたことが困難になることがあります。
ここでは、日常生活で気をつけたいポイントを紹介します。
■ 散歩について
足腰の衰えや体力の低下により、散歩を嫌がるようになる犬もいます。
しかし、散歩は脳への刺激や筋力維持にとても大切です。
短時間でも良いので、愛犬のペースに合わせた散歩を日課にしましょう。
■ 食事について
シニア期に入ると、食欲が落ちたり、必要な栄養素が変化します。
そのため、シニア犬専用のフードに切り替え、年齢に合った栄養管理を心がけましょう。
■ トイレ環境について
高齢になると、排泄の回数が増えたり、失敗しやすくなります。
トイレはいつもの居場所の近くに設置し、段差のない動線を確保してください。
失敗しても絶対に叱らないことが大切です。プレッシャーを与えると、かえって失敗が増えることがあります。
【まとめ】
愛犬が7歳ごろになったら、老後への備えを始めましょう。
運動・食事・トイレ環境の見直しはもちろん、健康診断を年2回に増やすなど、健康管理にも気を配ってください。
今から準備しておくことで、愛犬の老後を安心で快適なものにすることができます。