獣医師
島田 真美
ペット栄養管理士 / NRサプリメントアドバイザー / 帝京科学大学非常勤講師
こんにちは島田です。
毛並みや毛艶がよいと見た目も健康的に見えます。ではどんなことをすれば毛並みや毛艶がよくなるのでしょうか。
ここでは「犬の毛並みや毛艶をよくする方法」について解説します。
犬の毛並みや毛艶をよくする方法
ここでは犬の毛並みや毛艶をよくする方法について解説します。
1)被毛のケア
毛並みや毛艶をよくする方法として「被毛のケア」がおすすめです。被毛のケアとはブラッシングやシャンプーなどです。
ブラッシングは犬の被毛の長さにより異なりますが、長毛犬は毎日、短毛種は2~3日に1度行うことがおすすめです。
ブラッシングを行うことで被毛の汚れやホコリ、抜け毛などを取り除くことができ、皮膚のマッサージ効果も期待できます。
シャンプーは3週間~1ヶ月に1度行いましょう。シャンプーをすることで皮膚の清潔を保つことができます。ただ頻繁にやりすぎると皮膚が乾燥するため注意しましょう。
2)規則正しい生活
毛並みや毛艶をよくする方法として「規則正しい生活」を送ることがおすすめです。夜しっかり眠り、日中はしっかり体を動かしましょう。
3)栄養価の高い食事
毛並みや毛艶をよくする方法として「栄養価の高い食事」を与えることがおすすめです。ただ与えるのではなくできるだけ栄養価の高い食事を選び与えましょう。
「総合栄養食」と表示されている食事は、栄養素がバランスよく必要十分量含まれています。
4)ストレス解消
毛並みや毛艶をよくする方法として「ストレス解消」することがおすすめです。ストレスはたまってしまうと精神的に不安定になる以外にも毛並みや毛艶にも影響が見られるようになります。
ストレスがたまらないように生活環境の見直しや散歩に連れ出すこと、愛犬との時間を増やすなど対策しましょう。
犬の毛並みや毛艶がよくなる食べ物とは?
ここでは犬の毛並みや毛艶がよくなる食べ物について解説します。
1)肉、魚、大豆、豆腐など
犬の毛並みや毛艶をよくする食べ物として「肉、魚、大豆、豆腐など」があげられます。これらの食べ物の中には良質なタンパク質が含まれています。
タンパク質は皮膚や被毛を作るために必要な栄養素で不足すると毛並みや毛艶が悪くなってしまいます。
タンパク質は過剰に与えることで肝臓や腎臓などの臓器に負担をかけてしまうため必要な量をバランス良く与えることは望ましいです。さらに、ただタンパク源を与えるだけでなく「良質なタンパク質」を与えましょう。
2)サーモンオイル、亜麻仁油、えごま油
犬の毛並みや毛艶をよくする食べ物として「サーモンオイル、亜麻仁油、えごま油」などがあげられます。これらの食材には必須脂肪酸という栄養素が含まれています。必須脂肪酸は体の中で合成することができないため食事から取り入れることが大切です。
必須脂肪酸の中でもオメガ3やオメガ6などをバランスよく摂取しましょう。
ドッグフードを与えている場合はオメガ3やオメガ6脂肪酸がバランスよく含まれている商品(総合栄養食)を選ぶことがおすすめです。
【まとめ】
ここでは「犬の毛並みや毛艶をよくする方法」について解説しました。
毛並みや毛艶をよくするためには犬の生活や食事など気を配っておくことが望ましいです。被毛によい食事を与えたい場合はかかりつけの動物病院に相談してみましょう。