愛犬の健康と、暮らしを楽しむ「ドッグジャーナル」

病気

犬の要注意な『いびき』4選!

監修者

獣医師

島田 真美

ペット栄養管理士 / NRサプリメントアドバイザー / 帝京科学大学非常勤講師

  • 普段からいびきをかいている子
  • いびきをかきやすいパグなどの短頭種
  • いびきの他に気になる様子が見られない


といった場合は、基本的に心配する必要はありません。

ところが、犬のいびきのなかには、病気が隠れている場合があります。

では、どのようないびきが危険なのでしょうか?

今回は、危険ないびきとその対処法についてお話したいと思います。

犬の危険ないびきとは?


もし、犬が以下のようないびきをしていたら病気の可能性があります。

1:いびきがどんどん悪化している
2:突然大きないびきをかくようになった
3:いびきの最中に舌の色が紫色になっている
4:いびきの際にあえぐように呼吸をしている


とくに、急にいびきをかくようになった場合は注意が必要です。

鼻腔や喉に炎症が起きている、できものができたなどの異常が生じている可能性が高いです。

このようないびきに加えて、食欲がない、元気がないといった症状がある場合は、早めに動物病院を受診しましょう。

いびきの予防と対処法


愛犬がいびきをかく場合は、原因に合わせて以下の方法を試してみてください。


肥満が原因でいびきをしている場合は、喉に付いている脂肪を落とすことで改善できるかもしれません。

食事内容を見直し、適度な運動をさせるようにしましょう。

ただし、無理な食事制限や、過剰な運動は愛犬の健康を損なう恐れがあります。

とくに重度の肥満の場合は注意が必要です。ダイエットの際は獣医師に相談し、無理のない方法でおこないましょう。


もし、愛犬が仰向けや横向きで寝ていたら、うつぶせにしあげましょう。

うつぶせ以外の体勢は、喉がつぶれやすく、肺が膨らみにくいため、呼吸が辛くなります。

そのため、いびきの原因になる場合があるのです。


アレルギー性鼻炎の場合はアレルゲンとなる物質を排除するのがいちばんの対策となります。

ハウスダストが原因の場合は、こまめに掃除をするだけで改善します。

また同時に、犬の喉に負担をかけないよう、犬の近くでたばこを吸わない、犬にとって快適だと感じられる室温と湿度に調整するなど環境にも気を配るようにしましょう。

【まとめ】


健康な犬でもいびきをかくことはあります。

そのため、危険ないびきかどうかを見極めて対処する必要があるでしょう。

もし、危険ないびきをしている場合は、早急に動物病院を受診してください。

一方、原因がわかっていて危険性はないと思われる場合は、今回紹介したような対策をして様子を見ても良いでしょう。


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