愛犬の健康と、暮らしを楽しむ「ドッグジャーナル」

健康管理

犬も健康診断が必要?受診年齢や頻度について

監修者

獣医師

島田 真美

ペット栄養管理士 / NRサプリメントアドバイザー / 帝京科学大学非常勤講師

犬も健康診断は必要です


犬は人間のように言葉で不調を伝えることができません。ですから、定期的に健康診断を受けて病気の有無を確認することが重要となります。

【健康診断を受けるメリット】

  • 病気の早期発見・早期治療につながる
  • 痩せすぎ・太りすぎに気づくきっかけになる
  • 健康時のデータを治療に役立てることができる
  • 獣医師に気になることを相談できる


このように、健康診断にはさまざまなメリットがあります。病気によっては、初期では顕著な症状があらわれず、重症化してから気づくケースもあります。

愛犬の健康を守るためには、健康診断は必須と言えるでしょう。

健康診断は何歳から受ける?


犬がはじめての健康診断を受ける年齢に決まりはありませんが、子犬のうちに1度受けておくことをおすすめします。先天性の病気や骨格の異常、成長に問題がないかなどの有無を調べるためです。

時期は避妊・去勢手術をおこなう生後6ヶ月齢ごろです。

健康診断の頻度


犬は年齢によって推奨される健康診断の頻度が異なります。愛犬の年齢にあった頻度を知り、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。

1歳未満の子犬は、生後6ヶ月齢に1度健康診断を受けるようにしましょう。とくに問題がなければ、次は1歳以降になります。

ただし、気になる症状がある場合はこの限りではありません。獣医師に相談し、健康診断を受けるなどしてください。


1〜6歳の成犬は年1回の健康診断が推奨されています。

この年代では、健康な犬が多いため、健康診断を受けたことがないという飼い主さんも多いようです。しかし、見た目からでは分からない病気や初期では気づき難い病気もあります。

病気の予防や早期発見・早期治療のためにも定期的に健康診断を受けるのがおすすめです。


犬も7歳を超えると「シニア期」です。半年に1回は健康診断を受けることが推奨されています。大型犬は「5〜6歳」からがシニア期となりますので、5歳を超えたら年2回の健康診断を受けるようにしましょう。

シニアと言っても犬の7歳は人間に換算すると40代(中年期)ですから、まだまだ元気な犬も多いはずです。しかし、人間同様に中年期以降はがんや糖尿病を始めとする生活習慣病が心配ですし、加齢とともに腎臓病も増えていきます。

健康管理にはより注意が必要な年代です。

【まとめ】


犬も人間同様、健康を守るためには健康診断が欠かせません。病気によっては、早期発見・早期治療が重要な場合もあります。

ぜひ、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。


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