獣医師
島田 真美
ペット栄養管理士 / NRサプリメントアドバイザー / 帝京科学大学非常勤講師
こんにちは島田です。
犬の体のニオイは放置すると状態が悪化してしまうことがあります。
そのため何らかの対処をとることが望ましいです。
ここでは「犬のニオイの対処法」について解説します。
犬のニオイ対策法とは?
1)シャンプー
犬のニオイ対策法として「シャンプー」がおすすめです。シャンプーをすることで体のニオイをしっかり取り除くことができます。
健康な状態であれば3週間~1ヶ月に1度程度で行います。被毛が伸びる犬種はトリミングをすることで皮膚の状態を清潔に保ちやすくなるため、ニオイも発生しにくくなります。
シャンプーを自宅で行うときは、それぞれの皮膚や被毛に適したシャンプーやリンスを使ってあげましょう。シャンプー後は、被毛の根本からしっかり乾かすようにしましょう。濡れた状態のまま放置してしまうと、そこから細菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。温風で乾かしたあとは最後に冷風をあて、濡れた部分がないか確かめることがおすすめです。
ニオイが気になるからと言って、過剰にシャンプーをしてしまうと皮膚が乾燥してしまう可能性があります。気になるときはボディシートやドライシャンプーなどを活用する方法もあります。
2)ブラッシング
犬のニオイ対策法として「ブラッシング」がおすすめです。
ブラッシングは皮膚の健康を保つためにも効果的です。被毛の汚れやホコリ、抜け毛などをしっかり取り除くことができます。さらに、ブラッシングはマッサージ効果も期待できるためストレス解消にもつなげることができます。
ブラシにはピンブラシ、スリッカーブラシ、ラバーブラシなどの種類があり、犬の被毛の状態により使い分けることが望ましいです。長毛種にはスリッカーブラシとピンブラシ、短毛種にはピンブラシやラバーブラシなどを使用しましょう。
3)デンタルケア
犬のニオイ対策法として「デンタルケア」があります。
デンタルケアとしてできれば歯磨きを行います。歯磨きは嫌がることが多いため少しずつ慣れさせていくことが望ましいです。
口周りは犬が嫌がる部位でもあるため日頃から触ることで慣れさせていくようにしましょう。次に歯磨きシートや歯ブラシなどを入れることに慣れさせていきます。できれば歯を磨いてみましょう。褒めながら口の中に入れる時間を延ばしていきましょう。
歯ブラシを使うのをどうしても嫌がる場合は歯磨きペーストを活用することもおすすめです。美味しい味がするため犬も喜びます。
4)定期的な健康診断
犬のニオイ対策法として「定期的な健康診断」がおすすめです。
特に耳からのニオイがあるときは動物病院で診断してもらうようにしましょう。独自の判断で処置を行うと症状が悪化してしまうケースもあるため注意が必要です。
病気は見た目でわかるものもあればわからないものもあります。
何が原因かわからないけれど犬のニオイがきついというときは迷わず動物病院を受診することをおすすめします。
【まとめ】
ここでは「犬のニオイの対処法」について解説しました。
犬のニオイはシャンプーやブラッシング、デンタルケアなどを行うことで発生しにくくさせることができます。何か気になることがあるときは早めに動物病院を受診しましょう。