愛犬の健康と、暮らしを楽しむ「ドッグジャーナル」

しつけ

過酷な夏のお散歩をどう乗り切る?!

監修者

獣医師

島田 真美

ペット栄養管理士 / NRサプリメントアドバイザー / 帝京科学大学非常勤講師

1.熱中症対策をおこなう


夏の散歩では、暑さ対策は必須です。熱中症にならないように以下の点に注意しましょう。

▶暑い時間帯を避ける
水分補給をこまめにおこなう
なるべく日陰の多いコースを選ぶ
保冷剤をいれられるバンダナや服、濡らすと冷えるタオルの利用


気温が30度を超える日中は散歩を控えるようにし、涼しい時間帯に散歩をするようにしましょう。

また、なるべく直射日光を避けて、愛犬の様子にも注意しながら散歩してください。 もし、呼吸が荒い、大量のよだれ、ぐったりしているなどの症状が見られたら熱中症の初期症状の可能性があります。すぐに動物病院を受診してください。

2.アスファルトの熱での火傷対策


夏のアスファルトは、熱を吸収し高温になります。
肉球を火傷してしまう危険性がありますので、気温の高い時間帯のお散歩は避けるようにしてください。

また、愛犬を歩かせる前には、手や手の甲でアスファルトに触り、5秒以上触れられるか路面の温度を確認しましょう。

もし、嫌がらなければを履かせるのもおすすめです。

3.こまめな水分補給


夏の散歩では、水分補給もしっかりとおこないましょう。気温が高いと普通に歩くだけでも体温が上昇します。

水分補給をすることで体の中から体温を下げる効果があります。

水筒や給水ボトルを持参し、こまめに水を飲ませるようにしましょう。

4.ノミ・ダニなどの害虫対策


夏の散歩では、ノミ・ダニなどの害虫対策も忘れてはいけません。

▶ノミ・ダニの予防薬を投与する
駆除剤を使用する
草むらに入らないようにする
散歩後にブラッシングをする
こまめにシャンプーをする


などの対策をしてノミ・ダニから愛犬を守りましょう。

ノミ・ダニ対策の予防薬や駆除剤は市販薬もありますが、効果が薄い、副作用などの問題も指摘されています。なるべく、動物病院で処方してもらうようにしましょう。

5.散歩の時間や距離に注意する


暑さ対策では、散歩の時間帯や距離にも注意しましょう。

夏の散歩でいちばんおすすめの時間帯は早朝です。夕方や夜でも良いのですが、日中に温められたアスファルトが冷めていない可能性があります。

また、なるべく日陰を選んで歩くようにし、散歩の時間も短めにして負担にならないようにしましょう。

【まとめ】


犬にとって、散歩はとても楽しみな時間です。

においや音を感じて刺激を受けたり、ほかの犬と交流したりすることで、ストレス解消にもなります。

とはいえ、過酷な夏になにも対策をせず散歩をすると、熱中症やアスファルトで火傷をしてしまう恐れがあります。

なるべく涼しい時間帯(おすすめは早朝)に、水分補給などの暑さ対策をして散歩に連れ出してあげましょう。


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