愛犬の健康と、暮らしを楽しむ「ドッグジャーナル」

健康管理

犬も【クールネック】で暑さ対策?!

監修者

獣医師

島田 真美

ペット栄養管理士 / NRサプリメントアドバイザー / 帝京科学大学非常勤講師

水分補給は暑さ対策の基本!


夏場のお出かけでは水分補給がとっても大切です。水分不足に陥ると、熱中症や脱水症の原因になります。

犬が1日に必要とする水分量は、体重1㎏あたり50~60ml程度となります。 体重5kgの犬の場合は、250~300mlが目安です。

熱中症や脱水症から愛犬を守るためにもこまめな水分補給を心がけましょう。

お出かけの際には、お散歩用の給水アイテムがおすすめです。

お出かけ時にも気軽に使える暑さ対策グッズ


お出かけ時の暑さ対策グッズとしておすすめしたいのが、クールネックとクールウェアです。


保冷材を入れて首に巻くだけのクールネックは気軽に使えておすすめです。

クールネックは、首の動脈を冷やすことで体温の上がりすぎを防止できます。

保冷剤の安全性が気になる飼い主さんには、安全性の高い素材を使った保冷剤を採用している商品がおすすめです。

デザインや形も豊富で、バンダナタイプやネックバンドタイプなどがありますので、愛犬にあったものを選んであげると違和感なく使用してくれるでしょう。

お裁縫が得意な方は手作りも可能です。自分好みのデザインやサイズに合わせて、愛犬にぴったりのクールネックを作ることができます。


クールウェアは、水さえあればどこでも手軽に暑さ対策ができる犬用の洋服です。

水で湿らせて軽く絞り、着用するだけで快適に過ごせます。

クールウェアは、特別な素材を使用しており、効果的に気化熱を発生させることで、ひんやりとした感覚が得られます。

また、暑さ対策だけでなく、洋服を着せることで紫外線や虫刺されからも身を守れます

車でお出かけする際の暑さ対策


車でお出かけする際は、熱中症に注意が必要です。
車内の温度管理の徹底と暑さ対策グッズでしっかりと対策をしましょう。


車で移動する際に注意したいのは車内の温度です。

移動中は、20〜25度くらいを目安に調整しましょう。冷風が届きにくい後部座席には電池式の扇風機を使用して風をまわすようにします。

また、車内が涼しくても、直射日光が当たると体調を崩す場合があります。犬の居場所は直射日光が当たらないように、対策をしましょう。

  • 窓に日よけのフィルムを貼る
  • サンシェードを取り付ける


少しの工夫で愛犬がより快適に過ごせるようになります。


休憩中は車内の温度が上がりすぎないように、直射日光が当たらない場所に車を停めるようにしましょう。

可能であれば、エアコンはつけたままにしておきます。

また、休憩中は車内に犬だけを残すことがないようにしましょう。

休憩中に散歩をさせる場合は、路面が熱すぎないか確認してから歩かせるようにしてください。


移動中はエアコンをつけていると思いますが、クレート内に入れられる暑さ対策グッズもあると便利です。

  • タオルに包んだ保冷剤
  • 水を凍らせたペットボトル(タオルで包む)
  • 冷感マット


おすすめは、水を凍らせたペットボトルです。溶ければ飲み水としても利用できます。

【まとめ】


夏のお出かけでは、暑さ対策のグッズを上手に利用し、こまめな水分補給を心がけましょう

また、車内の温度が上がりすぎないように対策をしましょう。

もし、お出かけ先で愛犬の様子がおかしいなと感じたら、無理せずに動物病院を受診してください。


RELATED

PAGE TOP