こんにちは島田です。
ふっくらした体型のぽっちゃり犬は可愛らしくて、思わず笑顔になりますよね。
しかし、その可愛さの裏に潜む「肥満のリスク」を見過ごしてはいけません。
過度な肥満は、病気のリスクを高め、健康を損ねる可能性があります。
「うちの子はまだ大丈夫かな?」
「そろそろダイエットさせた方がいい?」
と不安に感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
今回は、犬の肥満によるリスク、太る原因、そしてダイエットを始めるべきタイミングについてわかりやすくご紹介します。
犬の肥満がもたらす健康リスクとは?
犬の肥満で最も心配なのは、健康に大きな悪影響を及ぼすことです。
肥満になると、関節疾患・心臓病・糖尿病など、命に関わる病気のリスクが高まることが知られています。
さらに、肥満の犬は寿命が短くなるという研究報告もあります。
とくに関節に負担がかかると、痛みから運動を避けがちになり、さらに体重が増えるという悪循環に陥ってしまいます。
そのため、愛犬の健康を守るためには、肥満の予防と早めの体重管理がとても重要なのです。
犬が太ってしまう3つの主な原因
犬の肥満の原因は、基本的に摂取カロリーが消費カロリーを上回ることにあります。
つまり「食べすぎ」×「運動不足」というシンプルな構図です。
■ 運動不足
とくに室内犬の場合、活動量が少なくなりがちです。
エネルギーの消費が少ないため、体重が増えやすくなります。
散歩の回数や時間が短い場合は、運動不足による肥満に注意が必要です。
最低でも1日2回、愛犬の年齢や体調に合わせた散歩を心がけましょう。
■ ご飯やおやつの与えすぎ
ついつい可愛いからといって要求に応えてしまうこと、ありませんか?
しかし、食べすぎは犬にとっても肥満の原因です。
特におやつは高カロリーなものが多く、量を調整しないとあっという間にカロリーオーバーになります。
■ 避妊・去勢手術後
手術を受けた犬は、ホルモンバランスの変化によって基礎代謝が低下し、太りやすくなる傾向があります。
そのため、術後は食事と運動のバランスをしっかり管理することが大切です。
犬がダイエットを始めるタイミングの見極め
犬の肥満は、脂肪が過剰に蓄積され、理想体重の15〜20%以上増えている状態を指します。
これが、ダイエットを始めるひとつの目安になります。
また、以下のようなサインが見られる場合も要注意です。
- ウエストのくびれが見えない
- 肋骨が触っても分かりづらい
- 散歩や遊びの途中ですぐに疲れる
上記のような兆候があれば、肥満の可能性が高い<と言えるでしょう。
その場合は、獣医師に相談し、必要に応じて無理のないダイエット計画を立てることが大切です。
【まとめ】
犬の肥満は、病気のリスクを高め、寿命を縮める可能性もあります。
だからこそ、日頃から太る原因を理解し、早めに対処することが大切です。
「ちょっと太ってきたかも」と感じたら、すぐに獣医師に相談し、適切な体重管理やダイエットに取り組みましょう。
愛犬の健やかな毎日を守るために、今こそ行動を起こすときです。