あなたは、愛犬がフードを食べてくれない時にどんな工夫をしていますか?
よくある対策には、フードを温める、ぬるま湯をかけるなどがありますが、それでも食べてくれないと困りますよね。
そんなときに試してみたいのが「トッピング」です。
ただし、なんでもトッピングしていいわけではありません。
人間には美味しい食べ物でも、犬にとっては危険な食材もあります。
ここでは、トッピングの注意点や、OK・NGの食材をご紹介します。
犬のフードにトッピングするときの注意点
犬の健康に直結することなので、トッピングにはいくつか守るべきポイントがあります。
■ 健康状態や体質を考慮する
たとえば、尿路結石・腎臓病・糖尿病などの持病がある場合、食事制限が必要なこともあります。
このような場合は、獣医師に相談してからトッピングを取り入れましょう。
また、アレルギーのリスクも忘れてはいけません。初めての食材を与える際は、少量から試して様子を見てください。
■ トッピングの量に注意する
トッピングはあくまでも補助的な存在です。
1日の摂取カロリーの10%以内を目安にし、その分ドッグフードを減らすようにしてください。
■ 味付けされた人間の食べ物はNG
人間用に味付けされた食品は絶対に与えないようにしましょう。
犬にとっては塩分や調味料が過剰で、健康を害するリスクがあります。
必ず味付けをしていない状態で与えるようにしてください。
犬のフードに使えるトッピング食材
犬に与えてOKな食材
- 鶏むね肉
- 鶏ささみ
- にんじん
- かぼちゃ
- プレーンヨーグルト
- りんご
鶏むね肉・ささみは脂肪が少なく、消化にも優しいたんぱく源です。
にんじん・かぼちゃにはベータカロテンが豊富で、免疫力の維持に役立ちます。
プレーンヨーグルトには乳酸菌、りんごには食物繊維が含まれており、お腹の調子を整えてくれます。
そのほか、ごまや亜麻仁油などの良質なオイルもおすすめです。
■ 犬に与えてはいけないNG食材
- ねぎ類(玉ねぎ・にんにく・ニラ など)
- 甲殻類(エビ・タコ・イカなど)
- 香辛料(こしょう・唐辛子など)
- ぶどう・干しぶどう
- 生卵(白身)
ねぎ類とぶどうは特に危険で、中毒症状や死に至るリスクもあります。
その他の食材も、消化不良や嘔吐などの原因になることがありますので注意が必要です。
【まとめ】愛犬に安全なトッピングを
今回は、犬のフードにトッピングする際の注意点や、おすすめ食材・NG食材について解説しました。
トッピングは、愛犬の食欲を引き出す効果的な手段ですが、与え方を間違えると健康を損なうリスクもあります。
自己判断は避け、病気のある犬や、療法食を与えている場合は、必ず獣医師に相談しましょう。
安全でおいしいトッピングを上手に活用して、毎日のごはんをもっと楽しくしてあげてくださいね。