犬の食べすぎに注意!太る5つの原因と対策|健康管理のポイント

「愛犬がぽっちゃりしていて可愛い」と感じる飼い主さんも多いでしょう。しかし、その可愛さの裏には糖尿病や癌などの病気リスクが潜んでいるかもしれません。

愛犬が健康で長生きするためには、太らせないことが非常に重要です。

この記事では、犬が太る5つの主な原因と、それぞれの対策について詳しく解説します。

 

1. 食べすぎ・高カロリーな食事

 

犬の食べすぎや高カロリーなフードは、肥満の最大の原因です。

ドッグフードのパッケージに記載された給与量はあくまで目安であり、運動量・年齢・体質によって必要量は異なります。

おやつの与えすぎにも要注意。1日のカロリーの10%以内にとどめ、その分食事量を調整しましょう。

おすすめの対策は、1日分の食事+おやつを密閉容器に分けておくことです。「ついあげすぎた」を防げます。

 

2. 運動不足

 

食事に対して運動が足りなければ、当然太ります。

犬は人間以上に運動が必要です。特に散歩はどんな犬種にも必須です。

目安は以下の通りです。

  • 小型犬・中型犬:1日30分の散歩×2回
  • 大型犬:1日60分程度の散歩×2回

室内運動だけでは不十分なので、外での活動時間を意識しましょう。

 

3. 避妊・去勢手術

 

手術後はホルモンバランスの変化により、基礎代謝が下がったり、食欲が増すことがあります。

そのため、手術前と同じ食事を続けていると、気づかないうちに太ってしまうことも。

避妊・去勢後は低カロリーフード避妊・去勢用フードに切り替えるのがおすすめです。

同じフードを続ける場合は、給与量の見直しを行ってください。

 

4. 年齢による代謝の低下

 

犬も年を重ねると、代謝が落ち、太りやすくなります。

7歳を過ぎるとシニア期に入り、シニア用ドッグフードへの切り替えが推奨されます。

「オールステージ用」のフードを与えている場合も、給与量を調整することが重要です。

 

5. 病気の可能性

 

急に太った、食事量が変わっていないのに体重が増えた…そんなときは病気の可能性もあります。

疑われる病気例:

  • 甲状腺機能低下症
  • 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
  • 循環器障害
  • 肝臓疾患

元気がない・嘔吐・食欲不振など、いつもと違う様子が見られる場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。

 

【まとめ】

 

犬の肥満=摂取カロリーが消費カロリーを上回っている状態です。

「最近太ったかも?」と感じたら、食事量・おやつ・運動量を見直すことが大切。

また、病気の兆候が見られる場合やダイエットが必要な場合は、必ず獣医師に相談してください。

 

 

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