犬も人間のように、ぐっすりと眠っているときに「いびき」をかくことがあります。
普段からいびきをかく子や、パグなどの短頭種にとっては珍しいことではありませんし、
他に気になる様子がない場合は、基本的に心配いりません。
しかし、中には病気が隠れている「危険ないびき」もあります。
では、どのようないびきが危険なのか?
この記事では、犬の危険ないびきとその対処法について詳しく解説します。
犬の危険ないびきとは?
もし、愛犬が以下のようないびきをしていたら、病気の可能性があります。
- 1:いびきがどんどん悪化している
- 2:突然大きないびきをかくようになった
- 3:いびきの最中に舌の色が紫色になっている
- 4:いびきの際にあえぐように呼吸をしている
とくに、急にいびきをかくようになった場合は注意が必要です。
鼻腔や喉に炎症や腫瘍ができている可能性が高く、早急な対応が求められます。
さらに、いびきに加えて
- 食欲がない
- 元気がない
といった症状が見られる場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。
犬のいびきの予防と対処法
愛犬のいびきが気になるときは、原因に応じた対策が大切です。
■ ダイエットをする
肥満が原因の場合、喉の脂肪が気道を圧迫していびきにつながっていることがあります。
食事内容を見直し、適度な運動を取り入れることで改善が期待できます。
ただし、無理な制限は逆効果ですので、獣医師と相談のうえ行いましょう。
■ うつ伏せにする
仰向けや横向きの寝姿勢では、喉がつぶれやすく呼吸がしづらくなります。
できるだけ「うつ伏せ」で寝かせるようにすると、いびきの軽減につながることがあります。
■ アレルゲンを排除する
アレルギー性鼻炎がいびきの原因になっていることもあります。
ハウスダストや花粉など、アレルゲンを排除することで症状が軽くなる場合も。
こまめな掃除や、たばこを近くで吸わないなど、環境面にも気を配りましょう。
また、快適な室温・湿度の維持も大切です。
【まとめ】犬のいびきに要注意!
健康な犬でもいびきをかくことはありますが、
いつもと違ういびきには注意が必要です。
以下のような症状がある場合は、迷わず動物病院を受診しましょう。
- 急にいびきをかくようになった
- いびきの悪化が続いている
- 呼吸が苦しそう
一方で、原因がはっきりしていて健康に問題がないと考えられる場合は、対策を取りつつ様子を見守るのも選択肢です。
愛犬の健康を守るためにも、日頃から寝息やいびきの変化に敏感になることが大切です。