あなたは愛犬にどんなご飯を与えていますか?
犬の食事といえば、ドッグフードを主食にしている方がほとんどではないでしょうか。
しかし一口にドッグフードといっても種類が多く、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いはずです。
そこで今回は、愛犬の健康を守る「ドッグフードの選び方」について、基礎知識をわかりやすくご紹介します。
犬の体は「食べたものでつくられる」
「総合栄養食なら何でも同じ」と思っていませんか?
実際、市販のドライフードの多くは総合栄養食ですが、メーカーやブランドによって原材料や栄養バランスは異なります。
また、犬の体質や体調によって合う・合わないもあり、食事が原因で体調を崩したり、病気になることもあるのです。
つまり、犬の体は日々の食事からつくられているということ。
だからこそ、「なんでもいい」ではなく、愛犬に合ったドッグフードを選ぶことが大切なのです。
ドッグフードの種類
ドッグフードは、目的に応じて4種類に分類されます。以下でそれぞれ解説します。
■ 総合栄養食
犬の主食として与えるフードで、これだけで必要な栄養がまかなえるよう設計されています。
ドライフードが主流で、一部のウェットフードもこれに該当します。
■ 間食
おやつやご褒美として与えるフード。
その名の通り、楽しみとして少量与えるもので、主食の代わりにはなりません。
■ 療法食
病気の治療や予防をサポートする目的で使われるフードです。
栄養バランスが偏っている場合もあるため、必ず獣医師の指導のもとで与える必要があります。
■ その他目的食
「総合栄養食」「療法食」「間食」に該当しないフードで、特定の栄養素補給や嗜好性向上を目的としています。
「一般食」もこのカテゴリに含まれ、総合栄養食と一緒に与える前提です。
手作りフードの方が良い?
「愛犬には手作りご飯を食べさせたい」と考える飼い主さんもいますが、毎日バランスのとれた食事を作るのは簡単ではありません。
ペット栄養学の知識が必要で、栄養バランスを欠くと健康に悪影響を与えることも。
そこでおすすめなのが、総合栄養食のドッグフードにトッピングを加える方法です。
トッピングは、一日に必要なカロリーの10%以内にとどめ、その分ドッグフードの量を調整しましょう。
犬に与えてはいけない食べ物
犬が中毒を起こす食べ物もありますので、手作りトッピング時には以下に注意してください。
- ぶどう・レーズン
- アボカド
- ココア
- チョコレート
- 玉ねぎ・ニンニクなどのねぎ類
- 唐辛子などの香辛料
これらは一例です。必ず安全性を確認してから与えるようにしましょう。
【まとめ】ドッグフードの選び方は「健康管理の第一歩」
今回は、安全で健康的なドッグフードを選ぶための基本知識をご紹介しました。
犬も人と同じように、食べたもので体がつくられます。
毎日の主食には総合栄養食を選び、目的や体調に応じてフードを正しく使い分けることが、愛犬の健康を守る第一歩です。