春は、犬にとって見えないストレスや体調の変化が起こりやすい季節です。
寒暖差や花粉、そして換毛期の負担などが、愛犬の体調に大きな影響を与えることもあります。
「なんとなく元気がないかも?」という小さなサインを見逃さないことが大切です。
日々の暮らしの中でできる小さなケアを積み重ねていくことで、春のトラブルはしっかり予防できます。
今回は、春に気をつけたい犬の不調と、その対策ポイントを4つご紹介します。
どれも今日から始められる内容なので、ぜひ実践してみてください。
春の体調不良で注意したい症状
春は、犬も体調を崩しやすくなります。
特に、以下のような症状には注意が必要です。
- 軟便・下痢
- 嘔吐
- 食欲不振
- 皮膚のかゆみ
- 疲れやすい
春でも油断できないのが「熱中症」です。
体温の急上昇、「ハア、ハア」と速い呼吸、ぐったりしている様子などが見られた場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
春に起こりがちな病気とトラブルの対策4つ
春の体調トラブルは、ちょっとした工夫とケアで予防できます。
以下の対策をぜひ取り入れてみてください。
■ 温度管理の徹底
春は日中と朝晩の寒暖差が激しい季節です。
室温が一定になるよう、暖房器具や空調を上手に活用しましょう。
犬にとって快適な室温は「20〜26度」、
湿度は「50〜60%」が理想とされています。
温度だけでなく湿度にも注意を払うことで、より快適な環境をつくれます。
■ ブラッシングとシャンプー
春は換毛期のピーク。
毎日のブラッシングと定期的なシャンプーで、抜け毛やフケをしっかり取り除いてあげましょう。
皮膚トラブルの予防にもつながり、愛犬のストレス軽減にも効果的です。
■ ノミ・ダニ対策
気温が上がる春は、ノミ・ダニが活発になる時期でもあります。
地域や気候によって発生時期が異なるため、獣医師に相談しながら、予防薬などを適切に使いましょう。
万が一ノミ・ダニを見つけたら、自分で取らずに動物病院を受診するのが安心です。
また、ノミが室内にいる場合は、同時に環境の駆除も行うことが大切です。
■ 環境の変化によるストレスを軽減する
春は、進学・就職・引っ越しなどで生活が大きく変わることが多い季節です。
犬にとっては、家族の不在や生活リズムの変化がストレスになることがあります。
できるだけいつも通りのリズムを保ちつつ、スキンシップを増やすなどして安心させてあげましょう。
【まとめ】
犬にとって春は変化の多い季節です。
人間側も忙しくなりがちで、つい愛犬へのケアが後回しになってしまうこともあるかもしれません。
ですが、そんなときこそ注意が必要です。
今回ご紹介したような症状が見られたら、早めに動物病院で診察を受けましょう。
そして、日頃からできる予防や環境づくりを心がけ、愛犬が快適に春を過ごせるようサポートしてあげましょう。