こんにちは島田です。乾燥する季節がやってきました。
あなたは、手や顔、身体が乾燥してカサカサする時はどんなケアをしていますか？
保湿力の高い化粧水やハンドクリーム、リップクリームなどで肌の保湿ケアをしているのではないでしょうか。
私たち人間は空気が乾燥する時期になると乾燥対策や肌の保湿ケアをしますが、それと同じように犬も「乾燥対策・保湿ケア」が重要と言われています。
そこで今回は、乾燥から愛犬の肌を守るためのスキンケアの方法や乾燥対策を詳しくお話したいと思います。
犬にもスキンケアは必要？
犬にもスキンケアは必要です。
とくに、乾燥する冬の時期はしっかりとした対策が欠かせません。犬の皮膚の角質層は人間の3分の1ほどの薄さです。そのため、乾燥肌になりやすく、皮膚トラブルを起こしやすいと言われています。
乾燥肌になると、皮膚が乾燥してフケがたくさん出たり、かゆみで掻きむしってかさぶたができたりすることもあります。また、さまざまな皮膚トラブルの原因にも。
愛犬の皮膚を守るためにも乾燥しやすい冬はとくにしっかりとスキンケアをしてあげましょう。
犬のスキンケア方法
■ 定期的にシャンプーをする
犬のシャンプーの頻度は月に1〜2回が推奨されています。やり過ぎると皮膚の必要なうるおいまで落としてしまい、乾燥の原因になるので、多くても月2回までにしましょう。
また、犬は皮膚が薄くデリケートなので、必ず犬用のシャンプーを使用してください。人間用のシャンプーでは刺激が強すぎます。おすすめは、保湿性が高く低刺激のものです。
洗うときは37〜38度くらいのお湯が適温。シャンプーが残らないように丁寧に流し、ドライヤーで皮膚までしっかりと乾かすようにしましょう。
■ 保湿剤を使用する
乾燥しがちな冬には犬用の保湿剤の使用もおすすめです。
保湿剤にはスプレータイプ、クリームタイプ、ローションタイプなどがあります。飼い主さんが使いやすいもので大丈夫ですが、吹きつけるだけのスプレータイプが簡単です。
選ぶ際は、ベタベタし過ぎないものを選びましょう。被毛が汚れる原因になります。迷ったときは獣医師に相談するのがおすすめです。
■ 肉球の保湿も忘れずに！
忘れがちですが、皮膚が乾燥する季節には肉球も乾燥します。ひび割れやあかぎれのような状態になることも。
肉球についた汚れをしっかりと洗い落とし、水分を拭き取ります。肉球をマッサージするように優しくクリームを塗り込みましょう。使用するクリームは、なめても安心な天然素材のものを選ぶと安全です。
日頃からできる乾燥対策
愛犬のスキンケアも大切ですが、皮膚が乾燥しないように環境を整えることも重要です。
とくに暖房を使う冬の時期は空気が乾燥しやすいので、部屋の湿度に注意しましょう。犬にとって快適な湿度は50～60％程度とされています。加湿器を使うなどして、湿度が低くなりすぎないようにしてください。
加湿器がない場合は、部屋の中に洗濯物を干す、濡らしたタオルをかけておくだけでも効果があります。
また、暖房器具の風が直接あたると皮膚が乾燥しやすくなるので、風向きにも注意しましょう。
まとめ
犬の乾燥肌対策のカギは「保湿」です。
保湿性の高いシャンプーで定期的に洗い、皮膚を清潔に保つ、保湿剤でケアをするなどの対策をしてあげましょう。ただし、なんらかの症状が出ている場合は自己判断せず、獣医師に相談してください。