最低気温が下がってくると、本格的に寒さを感じるようになりますが、愛犬の寒さ対策は万全でしょうか?
犬にも寒さに弱い子がいるため、しっかりとケアをしてあげることが大切です。
今回は、犬が寒いときに見せるサインや寒がりな犬の特徴、冬に起こりがちなトラブルについて解説します。
犬にも寒さ対策は必要
犬は全身が被毛で覆われているため、寒さに強いと思われがちです。
しかし、最近は室内飼いが主流となっており、一年中快適な室温で生活する犬が増えています。
そのため、寒さに対する耐性が低くなっている犬も多く、冬を快適に過ごすには寒さ対策が欠かせません。
犬が寒いときに見せる6つのサイン
犬は寒さを感じたとき、次のような行動や仕草でサインを送ります。
もし以下の様子が見られたら、室温をチェックし、早めの寒さ対策をしてあげましょう。
- 丸まって寝ている
- 小刻みに震えている
- 布団や毛布にくるまる・潜り込む
- 暖房の前から動きたがらない
- 飼い主さんにくっついてくる
- 散歩に行きたがらない
寒がりな犬の特徴
寒さへの強さは個体差がありますが、被毛のタイプによっても大きく異なります。
以下のような犬種は、特に寒さに弱い傾向があります。
- シングルコートの犬種
- 暑い地域原産の犬
- 毛量が少ない細身の犬
シングルコートとは、保温性の高いアンダーコートを持たない被毛のことで、寒さに弱い構造です。
また、チワワやバセンジーのような暖かい国が原産の犬、イタリアングレーハウンドなどの細身の犬は寒さに注意が必要です。
冬に起こりがちなトラブル
寒い季節になると、犬もさまざまな健康トラブルに見舞われがちです。
特に以下のような問題が多く見られます。
- 泌尿器疾患(結石症・膀胱炎など)
- 関節疾患の悪化
- 運動不足
- 体重の増加
冬は水分摂取量が減少しやすく、膀胱炎や結石症のリスクが高まるとされています。
また、気温の低下で関節の動きが悪くなるため、関節炎の悪化にも注意が必要です。
特に、老犬や大型犬は寒さの影響を受けやすいため、しっかりとした寒さ対策が求められます。
さらに、運動量の減少と食欲の増加から、体重が増えやすい季節でもあります。
食事の量や散歩時間を調整し、肥満を防ぐ工夫が必要です。
【まとめ】
犬にも寒さ対策は必要不可欠です。
犬の寒さに対する強さはそれぞれ違います。
そのため、愛犬の様子をよく観察し、適切な寒さ対策を取り入れることが大切です。
体調管理・生活環境・運動量のバランスを意識し、寒い冬でも健康で快適に過ごせるようサポートしてあげましょう。