獣医師
島田 真美
ペット栄養管理士 / NRサプリメントアドバイザー / 帝京科学大学非常勤講師
こんにちは島田です。
犬が健康的な生活を送るためには「免疫力」がとても大切です。免疫力は体を病気から守ってくれる力、病気に対する抵抗力です。生まれつき体に備わっているものと後から獲得されるものがあります。
しかし免疫力は犬の生活などにより下がってしまうこともあります。
ここでは犬の免疫力について、免疫力が下がる原因や症状について解説します。
犬の免疫力について
犬にとって免疫力は大切なものです。体に細菌やウイルスなどが侵入することを防いだり、感染症やがん、アレルギーなどの病気を防いでくれます。
免疫力が下がる原因とは?
犬の免疫力は犬の生活や食生活などで低下することがあります。
ここでは「犬の免疫力が下がる原因」について解説します。
1)ストレス
免疫力が下がる原因として「ストレス」があげられます。ストレスがたまると家具やクッションを壊すなどの破壊行動や性格が攻撃的になる場合もあります。
さらに免疫力が下がり体調を崩してしまいます。ストレスはたまる前に解消させてあげましょう。
2)不規則な生活
免疫力が下がる原因として「不規則な生活」があげられます。不規則な生活とは夜しっかりと眠ることができず十分な睡眠が取れていないことです。
犬が眠る時間はぐっすり眠ることができるような環境を整えてあげましょう。
3)不衛生な生活環境
免疫力が下がる原因として「不衛生な環境」があげられます。不衛生な生活環境とは犬の生活環境の掃除不足です。犬がよく生活する場所が不衛生な状態なままだと皮膚や呼吸器の病気を引き起こす可能性があります。
さらにストレスの原因にもなります。犬が生活する場所はこまめに掃除してあげましょう。
4)栄養価の低い食事
免疫力が下がる原因として「栄養価の低い食事」があげられます。栄養価が低く栄養素のバランスが取れていない食事は、体の抵抗力を下げてしまいます。そのため栄養価の低い食事を食べていると免疫力を作ることができなくなります。
栄養価の高い食事を与えることはとても大切です。
5)病気
免疫力が下がる原因として「病気」があります。病気にかかると体力が落ちるだけでなく免疫力も低下します。できるだけ病気を早く見つけ治療をすることが大切です。
免疫力が下がるとどうなる?
ここでは「免疫力が下がるとどうなるか」について解説します。
1)病気になりやすくなる
免疫力が下がると「病気」になりやすくなります。免疫力は体を病気から守るために必要なものですがいろんな要因により免疫力が低下します。
免疫力が低下したときに皮膚炎やがん、消化器疾患など様々な病気にかかりやすくなります。
2)アレルギーになりやすくなる
免疫力が下がると「アレルギー」になりやすくなります。アレルギーはアレルゲンに対して体が過剰に反応してしまうことにより引き起こされます。
免疫力が低下するとアレルゲンが体に入りやすくなるためアレルギーが引き起こされやすくなります。
【まとめ】
ここでは犬の免疫力について、免疫力が下がる原因や症状について解説しました。免疫力は犬の健康を守るためにも必要なものです。できるだけ免疫力を下げないように生活することが望ましいです。