犬にとってのお留守番は、実は多くの危険が潜んでいます。
愛犬が安心してお留守番できるようにするには、事前にリスクを知り、環境を整えることが重要です。
この記事では、犬がケガをしたり命を落とす可能性のある危険な環境について解説します。
室内が暑い
室内の温度が高くなると、熱中症のリスクが高まります。
とくに直射日光の当たる部屋や、閉め切った部屋、エアコンのない空間での留守番は要注意です。
夏だけでなく、5月の暑い日や6月後半の梅雨明け頃もリスクは高いため、油断できません。
短頭種や高齢犬は特に暑さに弱いため、しっかりとした対策が必要です。
室内にものが散乱している
犬は好奇心旺盛な動物です。ニオイのするものや、口に入るものは何でも噛んだり食べたりしてしまいます。
そのため、室内に物が散乱している状態は、誤飲・誤食のリスクが非常に高くなります。
たとえば、お留守番中にゴミ箱をあさる、床の小物を誤って飲み込むなどの事故が起こり得ます。
また、壊れやすいおもちゃや小さな部品付きのおもちゃも注意が必要です。
特に若い犬は誤飲・誤食しやすい傾向があるため、しっかりと環境を整えましょう。
イタズラができる環境
留守番時間が長いと、犬は退屈やストレスからイタズラを始めてしまいます。
たとえばソファやクッションをかじる、家具を壊すといった行動が見られます。
こうした行動には、ケガや誤飲のリスクがともないます。
また、家電の電源コードを噛んでしまうと感電や火災の原因にもなり、非常に危険です。
キッチンやお風呂に入れる環境
キッチンやお風呂場は、犬にとって非常に危険な場所です。
キッチンでは、コンロのスイッチに触れることで火災につながったり、包丁や洗剤に触れてしまうこともあります。
お風呂では、入浴剤入りの残り湯を誤飲したり、浴槽に落ちて溺れる事故も報告されています。
こうしたリスクを避けるためには、犬が入れないようにゲートなどで対策することが大切です。
まとめ
私たちが暮らす家の中には、犬にとって思わぬ危険が潜んでいます。
普段はイタズラをしない犬でも、お留守番中は寂しさや不安から行動が変わることもあります。
愛犬に安心して留守番をしてもらうためには、危険なものや場所を把握し、安全な環境づくりを心がけましょう。