こんにちは、島田です。
ぽかぽか陽気に誘われて、お散歩が楽しくなる春ですが、この季節は「犬の体調トラブル」が増える時期でもあります。
気温や湿度の急な変化、花粉の飛散など、春特有の環境要因が犬の健康に影響を与えることがあります。
そこで今回は、春に気をつけたい「犬の春の病気」とトラブルについて詳しくご紹介します。
春は体調不良を起こしやすい
冬から春にかけては、寒暖差が大きく、自律神経が乱れやすい季節です。
その結果、免疫力や体力が低下し、持病が悪化したり体調を崩しやすくなります。
また、進学や就職、引っ越しなど飼い主の生活環境の変化が犬にも影響を与え、ストレスによる不調が見られることもあります。
春に多い犬の病気
春に特に多く見られる病気を4つご紹介します。
■ 胃腸炎
朝晩の寒暖差が大きい季節の変わり目には、胃腸炎が増える傾向があります。
主な症状は、嘔吐・下痢・食欲低下などの消化器症状です。
■ アレルギー
犬のアレルギーは、花粉やハウスダスト、寄生虫などが原因となります。
特に春先は花粉によるアレルギー反応が悪化しやすい季節です。
■ 皮膚炎
春は換毛期で抜け毛が増えますが、フケが溜まりやすく皮膚トラブルの原因になります。
フケが酸化すると、皮膚炎を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。
■ 熱中症
熱中症＝夏と思われがちですが、春先の急激な温度変化でも発症することがあります。
特に、心臓病や呼吸器疾患を持っている犬は、体温調節がうまくいかず危険です。
春に起こりやすい犬のトラブル
春は生活環境の変化も多く、病気による体調不良のほかにも、以下のようなトラブルが起きがちです。
■ 生活環境の変化によるストレス
家族の引っ越しや就職などで、犬の生活リズムが大きく変わることがあります。
そのストレスが原因で、吠える・破壊行動などの問題行動が起きるケースも。
■ 抜け毛の増加
春の換毛期では、冬毛から夏毛へ生え変わるため、抜け毛が一気に増加します。
それによって皮膚炎のリスクが上がったり、掃除が大変になったりします。
■ 危険な植物の誤食
春は様々な植物が咲き誇る季節ですが、中毒症状を起こす植物もあるため注意が必要です。
とくに以下の植物は犬が口にすると危険です。
- スイセン
- シクラメン
- カーネーション
- ユリ
- チューリップ
- ゼラニウム
- ヒヤシンス
散歩中に見かけても、愛犬が口にしないよう注意しましょう。
【まとめ】
春は新しい季節の始まりで、人間にとっては希望の季節ですが、犬にとっては体調を崩しやすいデリケートな時期です。
気温や生活環境の変化に敏感な愛犬の様子をよく観察し、こまめなケアと予防を心がけましょう。