こんにちは島田です。
あなたは愛犬の肌をこまめにチェックしていますか?ブラッシングでは毛並みを確認しても、肌の状態を見逃しがちかもしれません。この時期、空気の乾燥でフケやかゆみなどのトラブルが出やすくなります。
そこで今回は、犬が乾燥肌になるとどのような症状が出るのか、どんなときに乾燥肌になりやすいのかを具体的にご紹介します。
犬の皮膚は乾燥に弱い
犬の角質層は人間の約3分の1ほどの厚さしかありません。そのため皮膚が乾燥しやすく、バリア機能が低下すると外的刺激に弱くなり、かゆみが出やすくなります。
特に冬は空気が乾燥しがちで、暖房器具を使う室内ではさらに注意が必要です。
乾燥肌の症状とは
主な症状は以下の通りです。
- かゆみ
- フケ
- 毛艶の低下
乾燥で皮膚がカサカサすると、犬は体をかきむしり、皮膚に傷がつくことがあります。さらに進行すると、乾燥したフケが大量に出るようになります。被毛もパサついて艶がなくなり、毛玉ができやすくなるので要注意です。
乾燥肌を引き起こす3つの原因
犬の乾燥肌には主に次の原因が考えられます。
1. 室内の空気が乾燥している
冬場の暖房は室内を乾燥させがちです。加湿器を併用して湿度管理を心がけましょう。
2. シャンプーの頻度が多い
清潔維持にはシャンプーが必要ですが、頻繁に洗いすぎると皮膚の油分まで奪われ、乾燥を招きます。適切な間隔で行いましょう。
3. 栄養バランスの偏り
偏った食事は皮膚の健康にも影響します。ビタミンや必須脂肪酸を含むバランスの良い食事を心がけることで改善が期待できます。
乾燥しやすい部位
特に乾燥しやすい部位は以下です。
- 肉球
- 首もと
- お腹まわり
- 脚の付け根
やわらかい皮膚部分は乾燥しやすいので、ブラッシング時や撫でるときにチェックしましょう。
乾燥肌に似ている皮膚疾患に注意
乾燥肌と間違えやすいのが「脂漏症」と「膿皮症」です。脂漏症では皮膚が脂っぽくても乾いたフケが大量に出る場合があり、膿皮症では黄色いフケが見られます。どちらも自己判断せず、異変を感じたら動物病院を受診してください。
まとめ
犬の皮膚は人間より薄くデリケートなため、冬はとくに乾燥肌のリスクが高まります。かゆみ・フケ・毛艶低下などのトラブルを防ぐには、室内湿度の管理・適切なシャンプー頻度・栄養バランスの整った食事が大切です。愛犬の肌状態を日々チェックし、次回は具体的なスキンケア方法をお話しします。