こんにちは、島田です。
愛犬がしきりに同じ箇所をかく姿を見ると、「病気かも?」と心配になりますよね。
犬の皮膚は人間よりも薄く、非常にデリケート。季節や環境によっては皮膚トラブルを起こしやすいのです。特に梅雨時期は湿度が高まるため、増えるトラブルがあります。
犬の外耳炎ってどんな病気?
犬の耳の病気で最も多いのが外耳炎です。外耳炎とは、外耳(耳穴の入り口〜鼓膜まで)の炎症で、かゆみや痛みを伴います。
どの年齢・犬種でも発症リスクがあり、放置すると中耳・内耳に炎症が広がることも。
外耳炎は命にかかわることは少ないものの、早期発見・早期治療が重要です。
外耳炎の主な症状とチェックポイント
外耳炎のおもな症状は以下の4つです。
- かゆみ・痛み
- 外耳の発赤
- 耳垢の増加
- 耳の異臭
かゆいとき、犬は頭を振る、頻繁に耳を掻く、床に耳をこすりつけるなどの行動を見せます。重度になると炎症が強まり、外耳道が腫れて耳穴がふさがったり、膿が出たりすることもあります。
これらの症状が見られたら、すぐに動物病院で受診し、適切な治療を始めましょう。
外耳炎の主な原因
原因は多岐にわたりますが、特に注意したいのは次の5つです。
- 細菌感染
- 真菌(カビ)感染
- 耳ダニの寄生
- アトピー・アレルギー
- 異物混入
湿気を好む細菌や真菌、耳ダニは梅雨の
多湿期に悪化しやすい特徴があります。
- 細菌感染:黄色~ドロッとした耳垢、膿や異臭
- 真菌感染:茶色い耳垢とにおい
- 耳ダニ:大量の黒い耳垢と激しいかゆみ
外耳炎にかかりやすい犬の特徴
すべての犬がリスクありますが、以下の特徴を持つ犬は要注意です。
- 垂れ耳の犬種:ダックスフント、アメリカンコッカースパニエル、ゴールデンレトリバーなど
- 耳毛が多い犬種:トイプードル、シーズー、ビションフリーゼなど
- 外耳道が狭い犬種:パグ、フレンチブルドッグなど
- アレルギー体質の犬:アトピーや食物アレルギーのある柴犬、シーズーなど
まとめ
外耳炎によるかゆみ・痛みは愛犬に大きな負担です。
日頃から定期的に耳をチェックし、異常を感じたらすぐに動物病院を受診しましょう。
早めのケアで、愛犬の快適な毎日を守ってあげてください!