愛犬の健康と、暮らしを楽しむ「ドッグジャーナル」

病気

犬の毛並みや毛艶が悪くなる原因や病気について解説

監修者

獣医師

島田 真美

ペット栄養管理士 / NRサプリメントアドバイザー / 帝京科学大学非常勤講師

犬の毛並みや毛艶が悪くなる原因


ここでは「犬の毛並みや毛艶が悪くなる原因」について解説します。


原因の一つとして「不規則な生活」があげられます。

日中しっかり体を動かし夜は熟睡できるようにしてあげることが大切です。特に犬が睡眠をとっているときは無理やり起こすことやテレビや音楽の音量をあげることは控えゆっくりと休むことができるようにしましょう。


原因の一つとして「栄養価の低い食事」があげられます。

皮膚や被毛の主要な構成成分は、タンパク質です。タンパク質や合わせてエネルギーが不足すると皮膚のターンオーバーがうまくいかず脱毛や乾燥、バリア機能の低下を生じます。
また、細胞膜の構成成分である必須脂肪酸が不足した場合にも皮膚の乾燥や脱毛、乾燥、フケを生じます。亜鉛、銅などのミネラルの不足やビタミンA、ビタミンE、ビタミンB類の不足も皮膚や被毛の健康が損なわれ、フケが出やすくなったり、皮膚炎をおこしたりします。

栄養価の低い食事、栄養バランスの整っていない食事を食べ続けることで皮膚や被毛まで栄養が行き届かなくなってしまいます。

犬の健康のためにも「中程度にタンパク質を含み、適切な量の炭水化物を含んだ」食事を与えることがおすすめです。


原因の一つとして「病気」があげられます。

内分泌系の病気でホルモンバランスが崩れることで、脱毛や皮膚の乾燥などがみられる場合があります。毛並みや毛艶を改善するためには病気の治療をすすめていくことが望ましいです。


原因の一つとして「老化」があげられます。

老化すると皮膚の弾力が弱くなるだけでなく皮膚が乾燥しバリア機能も低下します。さらに新陳代謝が悪くなってくるため毛並みや毛艶が悪くなります。

考えられる病気


ここでは「毛並みや毛艶が悪くなるときに考えられる病気」について解説します。


考えられる病気として「皮膚炎」があげられます。

毛並みや毛艶の状態は皮膚の状態にも左右されます。皮膚炎は放置すると痒みもみられるため病状が悪化してしまいます。


考えられる病気として「ホルモン性疾患」があげられます。

ホルモン性疾患では脱毛や皮膚の乾燥などがみられ、長期的な治療が必要になります。できるだけ早く治療を受けることが望ましいため、早めに動物病院を受診することがおすすめです。

【まとめ】


ここでは「犬の毛並みや毛艶が悪くなる原因や考えられる病気」について解説しました。

犬の被毛の主要な構成成分はタンパク質なのでタンパク質の量が不足している場合や臓器障害により毛並みや毛艶が悪くなります

病気が隠れている可能性もあるため一度動物病院に相談することがおすすめです。


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