愛犬の健康と、暮らしを楽しむ「ドッグジャーナル」

健康管理

失敗しない!ドッグフードの切り替え方

監修者

獣医師

島田 真美

ペット栄養管理士 / NRサプリメントアドバイザー / 帝京科学大学非常勤講師

ドッグフードを一気に変えるのはNG


急に新しいフードに切り替えると、犬の消化器官が対応できず、下痢や嘔吐を引き起こすことがあります。

また、新しいフードに含まれる成分が犬に合わない場合、皮膚のかゆみや消化不良などのアレルギー症状が出ることも。

急な変更は、愛犬の体調不良の原因になる場合があるため避けるようにしましょう。

そのほかにも、フードが突然変わると食べなくなる犬もいます。

ドッグフードの正しい切り替え方


ドッグフードを切り替える際は、以下の手順を守ることで犬の体に負担をかけずに切り替えることができます。

1.少しずつ新しいフードを混ぜる
2.徐々に割合を増やす
3.犬の様子を観察する
4.トラブルがあれば元のフードに戻す


初日は、現在のフードに新しいフードを10〜20%混ぜる程度からはじめます。

2〜3日ごとに新しいフードの割合を増やし、1週間〜10日ほどかけて完全に切り替えます。または、毎日10%ずつ新しいフードの割合を増やしていきます。

フード切り替えは、便の状態や食欲、元気さに変化がないか確認しながら進めることが大切です。

軟便になったり、吐いたりする場合は、新しいフードの割合を減らして様子を見るようにします。

下痢や嘔吐がつづく場合は、無理をせずに一度元のフードに戻し、原因を特定しましょう。

ドッグフードを切り替えたあとの注意点


フードを切り替えたあとは、しばらくは愛犬の体調や体重の変化に注意しましょう。

それまで食べていたフードと原材料や成分が大きく異なる場合は、とくに注意が必要です。

フードを切り替えると、胃腸が追いつかずに軟便や下痢になることがありますが、フードが合っていないのが原因とは限りません。

3日ほど様子を見てください。改善が見られない、悪化するときは、アレルギーなどなんらかの問題が生じている可能性があります、獣医師に相談してください。

また、体重の増減にも注意しましょう。パッケージに書いている量を与えても体重が減ったり、増えたりする場合は、量を調整して適切な体重を維持できるようにしましょう。

【まとめ】


ドッグフードの切り替えは、愛犬の様子をよく観察しながら進めることが大切です。

急な変更は消化器官に負担をかけるため、少しずつ慣らしていくことが推奨されます。

また、切り替え後もうんちの状態や食欲、皮膚の変化を確認し、異常があれば獣医師に相談するようにしましょう。


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